
こんにちは、cobalt leather works のクリモトです。
今日は新商品のお知らせです!
先日のPOPUPでお披露目した、ショルダーバッグ vagare(ヴァガーレ) ビンテージブルー。
生地の変更の他にも、従来のヴァガーレから仕様もグレードアップするなどしておりますのでご紹介していきたいと思います。
他にも、公式オンラインストアでは様々な革小物をご覧いただけますので、是非遊びに来てくださいね!

目次
ヴィンテージブルーの魅力

柔らかく、すこし古ぼけた、懐かしくも美しい青。
アメリカで一度は失われてしまった製法を
当時の染色方法と当時の染められていた化学染色方法とバイオ加工を施す事により
雰囲気のあるヴィンテージ感を再現した「ミリタリーツイル」という生地を使用しました。
アメリカ発の生地ですが、メイドインジャパンで復刻する・・・なんだかロマンがありますね!
ちなみに、バイオ加工とは
微生物に繊維の表面を食べさせることで風合いを調整する加工のことで
それこそがこの独特な青を創り出す秘密。


実はこの生地、一番最初に仕入れた生地なのですが
扱い方が難しくヴァガーレ本来のシルエットを出すことができずに当時は製品化に至りませんでした。
芯材の選定や縫製方法、糊の使い方など研鑽を重ねてようやく世に送り出すことができたビンテージシリーズ。
作り手としては感慨深いシリーズなのです。。。


今回のアップデートでは全体のフォルムに仕様の変更はありません。
ショルダーバッグvagare(ヴァガーレ)のレギュラーサイズは大きめのボディが特徴ですが
その分マチをスリムにしながら、上部に向けて傾斜をつけています。
そのため、背負った感じでは意外と邪魔にならず、体に密着するデザインとなっています。
内装にも青を|ロイヤルブルーのピッグスキン

ビンテージブルーのモデルには、インナーにロイヤルブルーのピッグスキンを使用しています。
撥水加工されているので色落ちの心配もなく、バッグ全体に程よいコシを与えてくれます。
細かい仕様変更ですが、ファスナー裏にもスエードを貼り、全体の安定感も向上しています。

落ち着いたブルーの内装。
バッグを開いたときに思わずうっとりしてしまいそうな深海のような色です。
新規導入素材「ミリタリーツイル」

その名のとおり、軍用にも耐えうるツイル生地。
ツイルとは綾織のことで、縦横の比率で言うと縦糸の方が多く織られた生地で、有名なものだとデニム生地は綾織の代表格です。
その中でもこのミリタリーツイルは「ギャッバジンツイル」と呼ばれる製法で織られており、通常のツイルと比べて高密度に織り上げられているのが特徴。
アメリカンバギングとは

このミリタリーツイルは開拓当時からアメリカを支えた「アメリカンバギング」の再現とも言われています。
バギングとは袋詰めなどを意味する言葉で
古くより穀物袋、衣納袋や土嚢袋など様々なものに使われていました。
近代化が進み、より安価な合成繊維の登場で現在はあまり使用されていませんが、耐久性にも折り紙つきの歴史ある生地なのです。
重厚な生地感と軽量の秘密

通常、ここまで高密度になると重量もかなり出てくるのですが縦糸の綿に対して、横糸にはジュート麻を使用しています。
そのため、重厚な印象のある生地ですが比較的軽量に織り込まれているのです。
受注やカスタムオーダーについて
本日よりオンラインストアにて随時受注を開始しております!
通常版と比較して生地の希少価値もありますが
仕様変更による革素材の追加などで若干お値段が上がります。
現在はレギュラーサイズのみですが、Sサイズの製作も可能です。
また、革パーツの色変更など、ご要望がありましたらお気軽にご相談くださいませ!
それでは本日はこの辺で。
いよいよ師走感満載ですが身体に気をつけながら乗り切りましょ〜!

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