
大変ご無沙汰しております・・・cobalt leather works のクリモトです!
いやはやすっかり筆不精になってしまい申し訳ございません、しっかり生きています。
気がついたらもう11月なんですよね〜
と、いうことで毎年恒例の秋冬(AW)シーズン、スポットレザーの登場です!
ちなみに昨年はヴィヴィド(現在の呼称はマルゴー)のターコイズなのですが
それにワックスを追加した、面白い表情の革「マルゴーフォグ ターコイズ」が入荷しました。
去年の記事はこちら▼
性質による特徴や、経年による変化度合いなどご紹介していきますので
ぜひ最後までお付き合いいただければと・・・!

目次
濃霧の奥に佇む、鮮やかな青|マルゴー フォグ
fog(フォグ)=「霧」の意
マルゴーフォグはその名前に違わず
鮮やかな発色の牛革に、霞がかったような白いワックスを浸透させた
個性的で表情豊かなイタリアンレザーです。
今回は(今回も?)コバルトレザーワークスらしい「ターコイズ」を導入しました。

ワックスというと、かの有名なアラスカレザーを連想される方も多いかと思いますが
マルゴーフォグのワックスはかなりしっかりと浸透しており
革自体もすこしハリ感が増しているような印象。
ちなみにこのマルゴーフォグ、日本の革屋さんの別注なので
イタリアンレザーだけど日本でしか入手できない、ちょっと希少な革だったりします。
スクラッチ加工×ワックス加工による個性的な表情

マルゴーフォグは、従来のスクラッチ加工に追加してワックスを浸透させたイタリアンレザー。
お馴染みのスクラッチ模様はそのままに、ワックスによる滑らかな触り心地が特徴です。
(プエブロ・マルゴーのようなサラサラした和紙のような質感はありません)
画像のようにワックスの表情も個体ごとに違うため
個性的な革小物が仕上がりそうで、すでにワクワクですね。
霧を抜けた先に見える景色とは・・・?
フォグ(霧)はワックス加工によるものなので、経年により徐々に晴れていくのですが
すると革本来の持つ、味わい深い色合いが現れます。

こちらの画像は柔らかい布で強めに擦り、ワックスを落とした様子。
ワックスにより艶感も少し強めに出ており、透き通るような青が出てきました。
タンニン鞣しの革なので、ここからさらに色の変化も味わうこともできます。
一度で2度楽しめそうな革ですね!
美しい発色と経年変化|ヴィルジリオ・コンティネラ社のマルゴー

さて、ここでマルゴーを製造しているタンナー「ヴィルジリオ社」のご紹介。
当店でも昨年の秋冬シーズンからスポットで導入して以降
準定番としてちゃっかり在庫しているマルゴー(ヴィヴィド)のターコイズ。
ベジタブルタンニン鞣しの牛革に、プエブロレザーのようなブラッシングによる
スクラッチ加工(銀面の毛羽立たせ)を施してあります。
特筆すべきはその発色の美しさ。
旧称であるヴィヴィド(原色)さながらのハッキリとした色合いが特徴です。
ヴィルジリオ社も、イタリア・トスカーナ地方に古くから伝わる伝統的な鞣しを踏襲しており
タンニン液の入った槽でじっくりと時間をかけて革を製造しています。
そのため経年変化の美しさも抜群。
色は深みを増し、透き通るような光沢を放つ革へと育っていきます。
スポットレザーによるオーダー方法について
スポットで扱う革は、基本的に当店で扱っている全てのレザーアイテムでご対応可能ですが
在庫が少ないため、定番のカラーオーダーメニューには掲載しておりません。
そのため、ご希望の際はオーダーページを一旦進んでいただき決済時の備考欄で
「本体にマルゴーフォグ ターコイズ希望」などの記載をお願いしております。
在庫状況などもございますので、
ご希望の際はお手数ですがメール・SNSのDM・下記のお問合せフォームなどよりご相談くださいませ。
もちろん、カスタムオーダーでの使用も大歓迎です!
※既にオーダーいただき製作待ちのお客様でも、もし変更希望があればお気軽にご相談下さい!
スポットレザーでのオーダーは公式ストア限定となりますのでこちらをご利用くださいませ〜▼

コメントを投稿するにはログインしてください。