![](https://i0.wp.com/www.cobalt-lw.jp/wp-content/uploads/2020/05/IMG_7568.jpg?resize=800%2C534&ssl=1)
どうも、クリモトです。
はい。なにやら壮大なタイトルですけど、決して大袈裟ではなく。
本当に素晴らしいんですよ。革は。
ということで、本日はその素晴らしさについて語り合おうじゃないですか(一人で)
![](https://i0.wp.com/www.cobalt-lw.jp/wp-content/uploads/2021/08/fb8870748e3cdc672d5b5c7c8e41f0bf.png?resize=32%2C37&ssl=1)
革製品を持つこと、作ることの素晴らしさ
まず結論から言うと、革製品を持つと人生観が豊かになります。
冗談抜きで。
まず、素材としての革は、二つとして同じモノがありません。
命に同じものが二つとしてないように。
そして、使用し、2度とない経験を得ることで、名実ともに唯一無二の存在へとなり
手放したくなくなるような相棒へと変化していくのです。
好きな趣味、例えば読書なんかも、革製品のブックカバーを使えばもっと楽しい気持ちになれますし
仕事先で嫌なことがあっても、お守りがわりに持っていれば気持ちを上げてくれたりすること間違いなしなのです。
革は命から生まれる
そもそも革素材ってどうやって生まれると思いますか?
牛革、豚革は主に食品としての家畜の副産物です。
鶏皮は・・・美味しいです。
![原皮](https://i0.wp.com/www.cobalt-lw.jp/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6016.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
ちょっと生々しい話ですが、食べる部分を削ぎ落とすと残るのは
皮下脂肪がついた状態のブヨブヨの皮。
もちろんこのままでは素材としては使えないのでタンナーさんに鞣してもらいます。
この「鞣し」の工程が非常に重要。
塩漬けにしたり、脱毛したり、染色したり、洗ったり…
細かいことは省略しますが、タンナーさんごとに秘伝のレシピがあり
それぞれが独特の風合いとなり、皮が革になるのです。
![ピット層](https://i0.wp.com/www.cobalt-lw.jp/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6019.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
残酷な話かもしれませんが、僕らは命をいただきながら日々生きています。
その循環のサイクルの中に、革素材は組み込まれているんですね。
二つと無い、掛け替えのない命を使ってできる、とくべつなもの。
それが革製品なのです。
なので、我々のような職人は命に感謝しながら日々製作しているのです。
時間の流れが刻み込まれるレザーアイテム
革は先ほどもお伝えしたように、生きた素材です。
鞣し方がどうであれ、必ず経年により変化していきます。
その変化には、ちょっとしたシミやキズ、タンニンによる銀面の熟成であったりしますが
「全てはオーナー(持ち主)の行動次第」です。
そこには、その人が歩んできた経験が詰め込まれています。
![](https://i0.wp.com/www.cobalt-lw.jp/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1094.jpg?resize=800%2C534&ssl=1)
なので僕は革で何かを作る時、財布やキーホルダーなど
身につけて、直にそれを感じられるようなアイテムになるよう心がけています。
(現在バッグも企画中です・・・お楽しみに!)
普段の生活で時を経て、徐々に変化していく革小物。
その変化はまるでアンティーク家具のように
古めかしいのにどこか懐かしく、愛着の湧くモノになっていくのです。
![](https://i0.wp.com/www.cobalt-lw.jp/wp-content/uploads/2020/03/fullsizeoutput_17dc.jpeg?resize=800%2C534&ssl=1)
使う側によって、まさしく唯一無二の存在へ。
cobalt leater worksでは、そういった、使用感や経年変化をデザインの一部として落とし込み、モノづくりをしています。
ずっと触っていたくなるような、そんな使いごこちで
時には持ち主を楽しませたり、時には励ましたり。
そんな存在でありたいと、常々想っているのでした。
革の素晴らしさ、少しでも伝わると嬉しいです。
それでは本日はこの辺で!
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