「くるり」と包む、｜ハーフウォレットクルリ | Cobalt Leather Works

こんにちは、cobalt leather works のクリモトです。
本日は久々の新商品、ハーフウォレット　Kururi（クルリ）のご紹介です！

実は今までずっと作りたかった構造をいくつか盛り込んでおり
ボツになった試作品たちがやっと報われる日が来たような、不思議な気持ちです・・・

全体のフォルムやサイズ感など、とても良い塩梅に仕上がっておりますので
最後までご覧いただけますと幸いです。

ちょっと小さめ　可愛いカタチ

ふっくら、ころんと可愛らしいフォルムが特徴的なハーフウォレット Kururi（クルリ）

通常の二つ折りと比較すると一回り小さいお財布。
お財布本体の両端にステッチを入れず、内側に包むように「くるり」と折り込むことで
このサイズ感が可能となりました。

ミドルウォレット medio（メーディオ）と比較するとこの通り。
縦横共に、一回り小さい作り。
手のひらに収まりやすく、なんとなくギュッと握りしめたくなるようなお財布に仕上がりました。

両端を織り込んでいるので、側面はこのような感じに。
いつもは切り目で磨き上げるコバの仕上げが多いので、こういった仕立て方はなかなか新鮮ですね。

特に、折り込んだ部分は当たりも強くでるので、経年変化も楽しめそうです！

ふと思ったのですが、これをマレンマで製作したらプルアップがすごくいい表情になるのでは・・・？

ミドルウォレットにも採用している「金具を使用しない、革だけで作る内装」の
最も大きなメリットは、「金具による劣化が発生しないこと」。

スナップボタンはいつかは金属摩耗で緩くなりますし、ファスナーは生地が痛むという弱点があります。

もちろんデザイン的に金具を使用しないと出来ない構造や、デザイン性を優先することもありますが
このサイズ感のお財布は、「手のひらで楽しむ」ことも大切だと思い
今回は革だけで内装を設計しました。

メインカードを1枚差し込むスリットが１箇所。
そのほかのカードはまとめてフリーポケットに収納するスタイルです。

フリーポケット自体はゆとりを持たせ、大きめに。
さらに下辺を縫い合わせない構造により、収納枚数によって柔軟にお財布が形を整えてくれます。

フラップは長めにとることで、留め具がなくても小銭が漏れないように。

小さいながらもマチを付けてあり、しっかり広く開くため視認性も抜群です。
お財布は小さくなればなるほど、使い勝手に支障がでやすくなりがちなので
今回はその点を特に気にしながら全体の構成を決めていきました。

実は内装で一番こだわったのがこの札入れ部分。

両端を折り込んでいるのである程度マチ幅が確保出来ているとはいえ
そのままだとどうしても札が詰まる心配があったので
手触りの良いピッグスキンを貼り込んでいます。

このように、親指で滑らせるようにスライドさせることで、スムーズに紙幣の出し入れが可能です。

マニアックな話になりますが・・・
この札入れの上部はヘリ返しと切り目磨きの二つをそれぞれ別に仕上げてから
貼り合わせ、縫製し、最後に捻入れと仕上げ磨きをしています。

手間が2倍以上になりますが、見た目の仕上がりとしては大満足ですね。

定番は4色ですが、カラーオーダーページもご用意しておりますので
お好みの色合いを自由に組み合わせて製作することが可能です。

選べる箇所は
①本体②パーツ③糸
となります。パーツは内装を開いてから見える札留め、コインケースのマチ、カード側のフリーポケット裏の３箇所。
チラッと見える部分で色が楽しめます。

革はプエブロ全9色、糸はポリエステルで茶色、黒、キナリ、グレー、青緑からお選びいただけます。
その他にもこの素材が使いたい、と言うご希望等があれば、こちらの素材ページをご覧くださいませ。

Materials｜使用している素材について

ハーフウォレット Kururi（クルリ）は公式オンラインストアにて先行受注を開始しております。
ぜひ遊びに来てくださいね！

現在ありがたいことに多くのオーダーをいただいており、お届けまでに1ヶ月程いただく見込みとなります。

2023年5月1日から5月14日までの期間
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また、SNSではプレゼントキャンペーンも実施しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね！

4年目のコバルトレザーワークスも、どうぞよろしくお願いいたいます〜！！