
こんにちは。cobalt leather works のクリモトです。
今日のブログは恥ずかしながら僕の私物を大公開!
各項目ごとにエイジングしたサンプルと新品の革を並べて掲載しますので
うちの革小物を使ってるとこうなるよ〜的な参考になればと思います。
試作品やプロトタイプ的なモノも使ってるので製品とは一部仕様が異なるものもありますので
その辺りはご容赦くださいませ・・・
(製品版の方が使用感も含め良い物になってますのでそこはご安心をば)
当店の革製品は経年変化で色だけでなく、形状も少し馴染みがでてきて
より愛着の湧くよう、心がけてデザインしています。
なので、その辺りの変化もぜひ楽しんでいただけますと幸いです。
あ、お手入れやエイジング全般のブログはこちらにまとめてありますので
よければ覗いてみてください・・・!
ではでは〜

目次
ペンケース(ダークブラウン)


まずは僕の私物の中でも一番付き合いの長いペンケース。
現行モデルとは使用している糸や構造などが微妙に違いますが大枠のデザインは一緒なのでご参考になれば・・・とと、言いつつも、実はこちら、定番色にはないダークブラウン。
※あ、ご希望とあらば定番色の中からの変更などもご対応できますのでお気軽にご相談くださいませ
ダークブラウンの経年変化は色が少し濃くなり、奥行きのある艶が特徴的な質感へと変化ていきます。
携帯時はバッグの中で待機、帰宅時はデスクの上で
お財布のように触れる機会こそ多くありませんが、綺麗に育ってくれました。
オイルも入れたりしていないので、革のポテンシャルの高さが伺えます。

特にフラップの角部分がお気に入りポイント。
製品版は底にマチパーツとアクセントカラーを挿しているのでより楽しめると思います・・・!
カードケース カサネ(ペトロリオ×レッドブラウン)



ペンケースの次に馴染みの深い僕の相棒的存在、カードケースkasane(カサネ)さん。
元の色味と比較すると面白いくらい変化していますね・・・!
こちらは持ち運びの際はポケットに入れることが多く、その分摩擦や手に触れる機会も多かったので
しっかり濃いめに育っています。
ポップアップなどのイベントにも毎回持っていくのですが
その度新規のお客様には経年変化の自慢をさせていただいております。
(もしかすると読者に身に覚えがある方もいらっしゃるかもしれません笑)

レッドブラウンのフラップ留めの部分、アタリがでて艶感がいい感じです。
マチ幅の部分をよく「木でできてるんですか?」と尋ねられることがあるのですが
オールレザーで製作しておりますのでバッチリ経年変化も進みます。

サラリーマン時代から幾多の戦場(?)をくぐり抜けた歴戦のコバ。
何度か磨き直しはしていますが、10年近く使った今でも現役です・・・!
ビブロス(ペトロリオ×ダークブラウン)



リングプランナーbyblos(ビブロス)は僕が独立する時にとても励みになった存在。
(正確にはビブロスの前身となったモデルがあり、当時はそちらを愛用していました)

会社員の頃から独立に向けて色々なタスク管理、目標の設定、新商品のラフなどなど
会社の合間の休憩時間にはいつも持ち歩き、書き込み書き込み・・・
ポケットに入れて使うカードケースとは違い、時々日光浴(?)をしていた影響か
若干褪色して色が淡くなりつつ、濃いめの青緑へと変化しています。

段差をつけてステッチを保護しているので
よく摩擦するベルトパーツ部分も縫い目がバッチリ。
あ、ちなみに現行モデルはもう少しくっきり段差をつけているので
より安心設計になっています。
ハーフウォレット クルリ(ペトロリオ)


シンプル&イージーを主軸に、コンパクトだけど使いやすいお財布を目指したクルリ。
今ではすっかり僕のメイン財布です。(時々アルコやメーディオに移行します)
基本はポケットで使うようなデザインなので、こちらのしっかりめの濃い青緑へと育っています。
お財布の中身や、カードの枚数などでも若干変わってくるのですが
この使い慣らして丸っこくなったフォルムが愛おしく、より愛着の湧いてくるお財布。

革の色が濃くなるにつれて、上下のダブルステッチがより際立ちますね!
かなりハードに使っているので光沢がものすごいことに・・・

革に鏡像が映るって・・・!
ラウンドジップウォレット アルコ(アニバーサリーモデル・アラスカターコイズ)



1周年記念モデルのラウンドジップウォレット(※2025年7月現在、復刻在庫あり)
僕が独立してから1周年の年末におろした思い出深いお財布。
使い心地にこだわり、独自の内装設計とアーチのようなラウンドジップが特徴的なモデルです。
ラウンドジップウォレットは少し大きめのお財布なので基本的にはバッグの中で待機。
手に触れる機会は多めで綺麗な経年変化が楽しめますね!
メインで使用しているアラスカは元々はうっすらと白くワックスの乗った革なのですが
使用しているうちに溶けていきます。
経年変化で透き通った光沢となめらかな触り心地をもつ革へと育ちます。


箔押しが少しずつ落ちていく様子も、風化した遺跡のような侘しさを感じてとても良き・・・です!
クロスボディバッグ タスカ(リミテッド・ハバナラピス)


5周年を記念して導入したスポットレザー、ハバナ・ラピス。
青緑がベースとはいえ、上から濃いめの黒が乗っているので、色の経年変化はそこまでありませんが
革の質感が少しずつ変化してきています。


しっとりとした手触りは全体的に滑らかに落ち着き、光沢も出るようになってきました。
特に身体に触れやすい背面側はより際立って艶感が出てきていますね。
ハバナはミネルバボックス同様にシボのある革なのでその辺りも含めて
今後の成長が楽しみなバッグです・・・!
革モノを使う、ということ
私物ゆえ、なんだか青系の経年変化報告になってしまいましたがその辺はご愛嬌・・・
閑話休題
「革は長く使える」という言葉をよく耳にしますが、それは少し間違いで
「革製品を使うと、モノを大事に使うようになるから結果的に長く使える」ということだと、常々思っています。
日々の変化を感じ、愛着が湧き、大切な相棒として生活に寄り添う。
そんな革製品が作りたくて、そんな革製品を楽しんでもらいたくて
コバルトレザーワークスは存在します。
これからも日々精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!
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